雲の描き方
↑こちらが完成図。今回はこれのメイキングです。
まずはブラシ設定から、上記の2つのブラシを使い雲の輪郭から描き込みまで全て行います。
①(左)は筆圧で入り抜きの不透明度をコントロールします。
②(右)は、①のブラシ+筆圧で太さが変化するブラシです。
ブラシ先端は円を使用しています。
空のグラデーションを描きます。
基本は上部を暗く濃く。下を明るく鮮やかにするイメージです。
この時点では明るく描きすぎず、スクリーンレイヤを上に1枚作成し、彩度と明るさを高くして塗ると鮮やかに光ります。
空の情報量を増やします。
グラデーションのみだと、のっぺりとした塗りになってしまいます。
なので、①のブラシ(流量:10%)で斜めに線を入れていきます。
この時も、横にブラシで描き込むよりも、斜めに描き込むと絵に抑揚が出ます。
これを描く時は薄く見えにくい雲をあるイメージで描きました。
雲のシルエットを描きます。
ここが一番難しいです。
シルエットを描く際は写真を参考にしてください。
ここのクオリティで絵の80%が決まります。(描き方は画像右参照)
自分の違和感がなくなるまで修正を繰り返してください。
違和感が無くなったら10分休憩し、その間は絵を全く見ないでください。
また絵を見ると、違和感が出ます。
これを違和感が無くなるまで繰り返してください。
いきなりイメージで描くのは悪手です。写真のシルエットを模写する気持ちで描いて全然OKです。
雰囲気で描くのもありですが、最初は描けなくて挫折するのでやめた方がいいですよ。
雲の内部を描き込んでいきます。
シルエットを違和感無く描き込むと、ここは適当で大丈夫です。
光が当たっている場所を把握し、明るい箇所と光が当たらない場所が分かるようにします。
雲のハイライトを入れます。
ここも時間を使ってください。手の震えで途切れてしまうように線を引きます。
①のブラシの流量を下げ、何回かなぞるように描きます。
ハイライトが映えてると絵が引き締まります。
描き過ぎると、絵を見る方の視点を集中させることができなくなります。
自分が描き込んだ部分に入れるとが吉です。
完成。
今回は「君の名は。」のファンアートを描いています。
気になる点や「ここはどうやって描いたの?」等ありましたら言ってください。
以上、見てくださってありがとうございました。