雲の描き方

 

f:id:hati19862:20180517010204p:plain

↑こちらが完成図。今回はこれのメイキングです。

 

 

f:id:hati19862:20180517005938p:plain

まずはブラシ設定から、上記の2つのブラシを使い雲の輪郭から描き込みまで全て行います。

 

①(左)は筆圧で入り抜きの不透明度をコントロールします。

②(右)は、①のブラシ+筆圧で太さが変化するブラシです。

ブラシ先端は円を使用しています。

 

f:id:hati19862:20180517005953p:plain

空のグラデーションを描きます。

 

基本は上部を暗く濃く。下を明るく鮮やかにするイメージです。

この時点では明るく描きすぎず、スクリーンレイヤを上に1枚作成し、彩度と明るさを高くして塗ると鮮やかに光ります。

 

f:id:hati19862:20180517010008p:plain

空の情報量を増やします。

 

グラデーションのみだと、のっぺりとした塗りになってしまいます。

なので、①のブラシ(流量:10%)で斜めに線を入れていきます。

この時も、横にブラシで描き込むよりも、斜めに描き込むと絵に抑揚が出ます。

 

これを描く時は薄く見えにくい雲をあるイメージで描きました。

 

f:id:hati19862:20180517010023p:plain

雲のシルエットを描きます。

 

ここが一番難しいです。

シルエットを描く際は写真を参考にしてください。

ここのクオリティで絵の80%が決まります。(描き方は画像右参照)

 

自分の違和感がなくなるまで修正を繰り返してください。

違和感が無くなったら10分休憩し、その間は絵を全く見ないでください。

また絵を見ると、違和感が出ます。

これを違和感が無くなるまで繰り返してください。

 

いきなりイメージで描くのは悪手です。写真のシルエットを模写する気持ちで描いて全然OKです。

雰囲気で描くのもありですが、最初は描けなくて挫折するのでやめた方がいいですよ。

 

f:id:hati19862:20180517010038p:plain

雲の内部を描き込んでいきます。

 

シルエットを違和感無く描き込むと、ここは適当で大丈夫です。

光が当たっている場所を把握し、明るい箇所と光が当たらない場所が分かるようにします。

 

f:id:hati19862:20180517010055p:plain

雲のハイライトを入れます。

 

ここも時間を使ってください。手の震えで途切れてしまうように線を引きます。

①のブラシの流量を下げ、何回かなぞるように描きます。

 

ハイライトが映えてると絵が引き締まります。

描き過ぎると、絵を見る方の視点を集中させることができなくなります。

自分が描き込んだ部分に入れるとが吉です。

 

f:id:hati19862:20180517010110p:plain

完成。

 

今回は「君の名は。」のファンアートを描いています。

 

気になる点や「ここはどうやって描いたの?」等ありましたら言ってください。

 

以上、見てくださってありがとうございました。